disease 病気について

内科

一般的な風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎などの急性疾患から、高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病などの生活習慣病まで幅広く対応しております。

高血圧症

高血圧症とは収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上ある場合をいいます。
高血圧が持続すると、全身の血管にダメージを与えることが問題です。特に、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因にもなります。
適度の運動・減塩に心がけ、必要な場合は薬物治療を追加します。なお、肥満のある方は、減量するだけでも血圧は低下する傾向があります。

かつての高血圧の内服薬は単に血圧を下げるだけの効果しかありませんでしたが、近年の内服薬は心臓などの臓器を保護する効果をもった薬が一般的になってきており、有効性が高まってきています。

脂質異常症

脂質異常症自体は、自覚症状がないため、健康診断などで偶然に見つかったりすることが多い病気です。
ここで問題となるのは、主に中性脂肪とLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)です。中性脂肪は食後高くなりますが、アルコールを摂取すると更に高くなります。
中性脂肪が1,000mg/dl以上の異常な高中性脂肪の場合は急性膵炎になる可能性が高くなります。急性膵炎は時に死亡することがある怖い病気です。

LDLコレステロールが高値の場合には血管にコレステロールが蓄積して心臓であれば心筋梗塞、脳血管であれば脳梗塞の原因となりますので注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群

どんな病気?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは睡眠中に呼吸が繰り返し止まってしまう病気です。
睡眠が浅くなり、日中の眠気の原因となります。
睡眠中に体が低酸素状態となることから、心臓や血管に負担がかかり、動脈硬化や心臓病の原因にもなります。
寝ている時に大きないびきをかく、途中で呼吸が止まるといった症状や、日中に強い眠気に襲われる、集中力が極端に低下するなどと感じる場合には検査を受けることをお勧めします。

簡易検査

睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合、簡易検査で睡眠中の呼吸状態を検査します。
手や鼻にセンサーをつけて就寝していただき、睡眠の状態を調べます。この検査で、1時間あたりの無呼吸や低呼吸の回数(AHI)、酸素の低下状態を測定し、重症度を判定します。
睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いと判断された場合には、さらに詳しい検査であるPSG検査を行います。

PSG検査

この検査は一般的には1泊の入院が必要となりますが、当院では自宅での検査が可能となっております。
在宅での検査は、自宅の寝具を使用出来るため普段の睡眠状態を正確に評価できる事や、入院費用がかからないため経済的な負担が少なくてすむというメリットがあります。
簡易検査と同様にセンサーを装着したまま就寝していただき、脳波、筋電図、呼吸、血液中の酸素飽和度などを測定します。
この検査により、AHI、睡眠の質などを評価し総合的に診断します。
AHIが30以上では重症と判断され、脳卒中や心筋梗塞などを発症するリスクが高まります。そのためC-PAP療法を検討する必要があります。

C-PAP療法

C-PAP療法とは睡眠中の無呼吸を防ぐために開発された治療です。
装置本体からエアチューブ、鼻マスクを介して気道に持続的に空気を送り込みます。
この治療を行うことで睡眠中のいびきや無呼吸がなくなり、夜間の睡眠の質が改善します。
重度の睡眠時無呼吸症候群の方には保険適応で治療を受けられますが、この治療を受けるためには定期的(月に1度)に受診していただく必要があります。

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